国護山国正院法輪寺

室町時代の面影を残す建物


国護山国正院法輪寺 写真

国護山国正院法輪寺 写真

開祖は権大僧都善光坊高覚で建暦2年(1212)七見中の峰に堂宇を建て虚空蔵菩薩を安置したが、正安年中(1299~1302)野火により全焼。1世紀近く後に鎮守の天神小社と共に現在地に再建したと伝えられます。
本尊は日本三虚空蔵菩薩と称されるものの一つで秘仏。毎年2月11日にのみご開帳されます。
この寺の本尊は昭和41年に、昭和42年に本堂と残されていた旧い棟木、そして天神小社が山口県の有形文化財として指定されています。
また、指定された棟木に残された墨書からは、この本堂は応永20年(1413)に熊野若王子の社殿として建てられたものと読み取れます。
なお、本堂は昭和33年に解体修理が行われ、また本尊も併せて補修されました。

場所 菊川町大字七見454

ページトップ